Ｓさんの得意とする低山日だまりハイクの季節がやってきました・・・と思ったら、先週（12月9日）の大雪で、扇山は一面の銀世界。いきなり雪山賛歌になってしまったのでした。
９：３０中央線鳥沢駅を出発。天気は快晴。時々木の間から富士山が見える。登山道の雪はシャーベット状にとけていて、道は適度に踏み荒らされていて、思ったよりはスムーズに歩くことができた。むしろ車道の方が、車に押しつぶされた残雪が凍っていて滑りやすい。登山道で恐いのは、足下よりも頭上。木の枝に積もった雪が、突然何の前ぶれもなく落ちてくる。危うく直撃はまぬがれたが、水滴や飛び散った雪が降ってきて、意外と濡れる。近くで雪と枝が落ちる光景を見ると、豪快で、何となく楽しくなる。
１２：２０扇山頂上着。登山道ではすれ違う人も少なく、ゆっくり静かに登ることができたのに、頂上ではどこから来たのかと思うほど大勢の中高年の団体に遭遇。３人で雪のない日だまりに下り、昼食にした。Ｓさんが持って来た赤ワインを頂きながら、丹沢・富士山・大菩薩・雲取山・陣馬山 等々、雪化粧した山なみを眺める。Ｓさんは、お正月の９連休をどうやって過ごそうか、思案中らしい。
１３：１０頂上発。下山路は雪よりも泥で滑りそうな場所が多く、すぐ後ろのパーティーでは２人が滑って、二重衝突事故を起こしていた。Ｋさんは両手を腰にあてながら、ゆっくり確実に下りる。Ayakoは両手を広げてバランスをとる、いつもの平均台スタイル。念のため持っていったアイゼンは、結局使わなかった。
１４：３０君恋温泉着。登山客で混雑していたため温泉はカットして、犬目バス停まで２０分ほど歩くことにした。１４：５０犬目バス停着。１５：１８発のバスに乗り、四方津駅へ。１５：４６発東京行きの赤い中央線に乗り、車中解散。珍しく（？）飲み会には行かず、全員そのまま帰宅。皆さんお疲れさまでした。
（2003年１月）