【注】 これは2015年6月現在のデータです。今後のダイヤ改正・運賃改定などで内容が変化することがありますので、購入前に確認して下さい。

山に行く時、季節・コース・装備　などと並んで重要なポイントとなるのが、自宅から集合場所までの交通手段と金額です。
事前にＪＲのきっぷの種類と金額を調べてから買うと、おトクなことが多いです。浮いたお金を利用して、下山後のビールで乾杯！しましょう。

★あずさ回数券･･･あずさ・かいじ など、中央線の特急列車が利用できます
本来は6枚つづりで、JRのみどりの窓口などで販売されているきっぷですが、「買ったけど使わない」などの理由で換金・放出されたきっぷが金券ショップで流通し、1枚から買うことができます。 金額は、需要と供給による変動相場制で、その都度変化します。
あずさ回数券販売価格（1枚）
　新宿−松本　4,630円〜（通常価格：6,900円）
　新宿−甲府　2,880円〜（通常価格：4,130円）
この他、小淵沢・茅野・下諏訪・辰野・信濃大町・南小谷　までのきっぷもありますが、松本・甲府と比べると流通量が少ないためか、販売していないショップもあるようです。 乗車前に駅の券売機・みどりの窓口で指定席をとることができます（空席がある場合）
利用可能期間：通年　ただし、4/27-5/6・8/11-20・12/28-1/6　は使えません。

★休日おでかけパス･･･首都圏のＪＲ線が乗り降り自由
金額：2,670円
利用可能期間：土曜・休日・4/29-5/5・7/20-8/31・12/29-1/3　のいずれか１日
対象フリーエリア：中央線は大月まで、常磐線は土浦まで、など。詳細はJRの案内をご覧下さい。
たとえば、日帰り山行の　東京−大月（通常価格：片道1,490円）でもモトがとれます。 JR各駅の紫色の指定席券売機で、その日の朝に買うことができます。 特急券を追加で購入すれば、新幹線（東海道は除く）・特急にも乗車できます。

★青春１８きっぷ･･･JRの各駅停車が日本全国乗り放題
金額：11,850円（1回あたり2,370円）1人で5日間　あるいは　5人で1日分
利用可能期間：　3/1−4/10　　7/20−9/10　　12/10−1/10
会の山行で、2人・3人で共同利用することもできます。ただ、複数人利用の場合は全員が同一行動をとる必要がある・新幹線や特急は利用できない（運賃も無効）　という制約があります。 5回分の正規のきっぷは、JRの券売機・みどりの窓口などで購入できます。 金券ショップでは「残り1回分」「残り2回分」などもありますが、需要と供給の関係で、希望の商品が販売されていないこともあるようです。

この他、JR東日本の「大人の休日倶楽部」「えきねっとトクだ値」など、個人的に会員になればさらにおトクな制度もあります。皆さんの自宅の駅から目的地までのルート・金額をチェックして、賢いきっぷの買い方を研究して下さい。きっと新しい発見があると思います。