金峰 vs 瑞牆



いやー、晴れましたねえ。3日間とも快晴、それも1滴の雨も降らず。雨女の私にとって、こんなことは奇跡です。荷物が重くたって、寝床が狭くたって、あのお天気にはかえられません。 実は私、今年の1月に新しい登山靴を買ったんですが、その靴を使うようになってから、まだ1度も雨に降られていません。現在8連勝中です。これはきっと、「しあわせを呼ぶ青い鳥」ならぬ「晴天を呼ぶ青い靴」なんでしょう。ちゃんとお手入れをして、大事にしなくてはいけません。

それはともかく、今回登った人も、まだ登っていない人も、金峰と瑞牆と、どっちが好きですか? 私は瑞牆の方が好きです。金峰のあの大きい山容と長い稜線はド迫力ですが、瑞牆の方が
*登山道が変化に富んでいて、退屈しない(=ボヤッとしているとすぐこける)
*岩場が多いから、登り・下りとも、足場・手がかりに苦労しない(でも、最後の1mの氷壁は、しんどかった!)
*急登を一気に登るから、短時間で無駄なく標高差が稼げる(せこい?)
*頂上から見える山の配置が絶妙(富士山−南アルプス−八ヶ岳−浅間山−まだ続いていた−)
そして、ふもとから瑞牆を見上げると、あの奇異な山の形が、漢字の「山」の字に似ているように見えて、今まで私が持っていた瑞牆のイメージが一新されてしまったのでした。今度は紅葉の季節に登ってみたいです。

最後に、韮崎の温泉での余計な話を1つ。下山後の温泉は何よりの楽しみですが、「今日はお風呂に入れない」という女性のために、寝台車についているような個室のシャワーがあったらいいなあ、と思います。露天風呂で手足を伸ばしたい、なんて贅沢は言いません。料金は同じで構いません。せめて山中3日間の汗と汚れを落としたい――それが切なる願いです。(そして、男性諸氏にもそういう現実を知って頂きたいと思います。。。)

(2000年6月)





AYAKOのホームページ    AYAKOの山日記    TOPICS