寝台特急 北斗星


いよいよ今年(2015年)の夏、最後のブルートレイン・寝台特急カシオペアと北斗星が廃止されます。 もう1つ、話題にすらならないのが、青森と札幌を結ぶ 夜行の「急行はまなす」 です。 廃止の報道はありませんが、2016年春の北海道新幹線開業とともに、消えゆく運命であることは確実です。 「はまなす」の下りの札幌行きは乗ったことがないので、これを機に、新幹線で新青森へ、そして 青森から札幌まで「はまなす」のB寝台で行くことにしました。 こちらは夏休み以外、満席になることはないようで、簡単にB寝台がとれました。

そして帰りは、ダメもとで北斗星に挑戦!  廃止が近づいた今では、北斗星もカシオペアも発売と同時に全席完売、 旅行会社が放出したと思われる△(空席あり)の日も数時間後には×になる という、 し烈な競争がくり広げられています。 今回は、乗車22日前の5月25日(地震があった日) たまたま会社のパソコンで空席情報が△になったのを発見して、 今だ!とJRのみどりの窓口に駆け込んで、B寝台上下を確保。さらにありがたいことに、絶対ダメだと思っていた 食堂車グランシャリオのディナー券までとれてしまったのでした。

その日の北海道はお天気もよく、朝6時に札幌駅に着いたあと、JR札沼線で新十津川駅へ、そこから1時間歩いてJR函館本線の滝川駅 (普通列車)→苗穂駅で途中下車して駅前温泉で汗を流したあと、札幌着。朝の飛行機で来た友人と札幌駅で合流して、北斗星に乗車。 17時間の寝台特急の旅と、食堂車グランシャリオのディナーを楽しむことができました。 食堂車の懐石御膳は、写真で見るよりもボリュームがあって、なかなか美味でした。 客車のあの振動・函館と青森駅の機関車交換・青函トンネルなど、今まで何度も見た光景ですが、これで最後と思うと感慨深いものがあります。 おかげで、思い残すことなく、最後のブルートレインを静かに見送ることができそうです。

(2015年6月15-17日乗車)















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