富士山１-５合目は、去年（2000年７月16日）に続いて、２回めの山行です。 富士山と言えば、５合目までバスで行って、頂上まで登る というのが普通（？）ですが、そこをあえて、下から５合目まで歩いて登り、頂上には行かないでそのまま下りる という、へそまがりな計画です。
富士山というと、木のない岩肌、登山者の列、頂上の売店 などがイメージですが、５合目までの下半分は、静かな原生林、幅の広い登山道、廃屋となった茶屋の跡、等々、５合目から上とは別世界の、不思議な魅力に満ちた空間でした。 何よりも、「頂上を踏まない」という点で、常識はずれの、おもしろい山行だと思います。 山の登り方にもいろいろあるということを実感し、そもそも登山とは何か？ を考えるいい機会になりました。 山登りの奥の深さとすばらしさを、改めて教えられたような気がします。 富士山の頂上に登った人も、登っていない人も、「登山とは何か？」の答えを見つけた人も、まだ見つけていない人も、来年はぜひ 富士山１／２ に参加してみて下さい。 きっと新しい発見があると思います。
（2001年７月）